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テンペレアウキオ教会/ Temppeliaukion kirkko

2016.11.27 dp0q
3k edit IMG_9346



3k edit DP0Q1009

ヘルシンキの町を歩きながら、岩盤の露出や花崗岩の外構を見るたびに"砕かれた大地"などと冗談を言っていたが、本当に大地を砕いて教会にしたものに出会う。

キリスト教の導入が遅く、伝統的な空間形式を持つ教会よりも近代以降の教会が多いフィンランドであるが、ここも例に漏れず。

どれも個性を持って信仰の空間を解釈しているが、市内中心に程近い、このテンペレアウキオ教会は土地の固有性と驚きのある空間構成で非常に多くの観光客を集めている。

岩肌を仕上げないパワフルな内外観で、建築としてはシンプルな空間構成である。
天蓋の銅版葺は光を受けて鈍く光り、崇高さを表現するのにとても似合っていた。

しかし、空間をコントロールする建築の設計と言う視点で見ると、花崗岩の強さに押されて洞窟のような原初のイメージに寄り添うがゆえに単調で、シークエンスの豊かさはいまひとつ。

ところで、この花崗岩、非常に硬いので、扱いが大変だったのではないかと想像した。

日本の場合は城壁や橋の石積みなどが花崗岩でできている。
しかし、地盤は土が主なので、要所に使うことができるのだが岩盤がすべて花崗岩でできているこの土地においては、石工たちが戦う相手として物量がまったく違う。
町を歩いても、石積みの建物は古い建物であってもあまり多くない。

一方で石ほどは細工が難しくない金属や木材、ファブリックについてはこの協会に限らず、旅を通してスパイスの効いたデザインをいくつも見ることができた。

テンペレアウキオ教会でも、先に書いた、天蓋の銅版のほか、耐候性鋼の十字架、建具類、手すりなど室内で加工ができる材料についてはどれも手が込んでいて、荒々しい岩肌とのコントラストに繊細さを感じた。

フィンランド沿岸部は穏やかな地形で水も豊かであるが、頑固な地盤と厳しい寒さの中で、石の取り扱いについてはわりとざっくりとしたしたものが多いことについてはなんとなく、腑に落ちるものがあった。



Temppeliaukion kirkko  /  Timo Suomalainen&Tuomo Suomalainen 1969



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